企業の株式を保有していると、優待としてさまざまなサービスを受けられるのが株主優待という制度です。
この株主優待は日本企業の特徴的な制度。
企業は株主優待を通じて自社商品のアピールもできますし、株主は投資対象として魅力的な企業に映るため、win-winの関係になります。
そんな『株主優待』が今回のテーマです。
株主優待とは?
株主優待とは、企業が株主に対して自社の商品や、お米、クオカードなどをプレゼントする制度のことです。
日本では株主優待を目的として投資をしている投資家も多くいますので、かなりスタンダードになっています。
桐谷さんは有名だよね!
株主優待をゲットするためには、その企業の株を保有していなければなりません。
『権利付き最終日』と言われるその日だけ保有するだけでも受け取れます。
しかし、、、せっかく株主優待をゲットしても、株価が下かってしまっては元も子もありません!
権利落ち日は株価が下がることがほとんどだよ
せっかくその企業の株を保有するなら業績なども検証する必要がありますよね。将来有望な企業であれば、『値上がり益(キャピタルゲイン)』と『株主優待・配当金(インカムゲイン)』のダブルで収益を上げることができます!
株主優待のメリット・デメリット
株主優待のメリットは、株主優待をもらえること他にありません。
自社サービスの割引券であったり、クオカードがもらえたりします。
デメリットは特にありませんが、権利付き最終日を過ぎると株価が下がることが多いことでしょうか。
また、株主優待よりも株価の下落幅のほうが大きくなれば損をする可能性があることです。
株主優待を上手に活用しましょう!
現物保有でないと株主優待はもらえない
株式投資初心者にとっては少し難しい話になりますが、株主優待は現物保有でないと受け取ることができません。
現物保有というのは、自身のお金を使って株を購入していることです。
逆に、自分のお金を使わずに株は買えるの?
できるんです。信用取引というものを使います。信用取引とは、平たく言うと『証券会社からお金を借りて取引をすること』です。
保証金を出す必要がありますが、自分の持っているお金の最大約3.3倍まで株を買うことができます。
そのため、信用取引を使って保有している場合は株主優待は受けられません。
クロス取引というテクニック
クロス取引(優待クロス)という、信用取引の『売り』を使って株主優待をゲットするというテクニックがあります。
カンタンに説明すると、『お目当ての優待銘柄を現物株で購入』し、一方で『同じ株数を信用売りをする』のです。このようにすることで、株価がどちらに動いても株価変動による損益はゼロになります。
これをクロス取引といいます。
つまり、クロス取引を行なうことで、『タダで株主優待を受け取ることができる!』ということです!(売買手数料や金利などのコストは発生します。)
クロス取引をしまくれば優待タダ取りってわけ!?
おすすめの株主優待をピックアップ!
ここまで来れば株主優待目的で株式投資をしたくなってきますよね(笑)
そこで、私がおすすめする株主優待をいくつかご紹介したいと思います!
(株価下落リスクは無視していますので、自己責任にてお願いします)
オリックス(8591)
株主優待の王様と言っても過言ではないのがオリックス(8591)です。
100株保有で、『カタログギフト』と『株主カード』が貰えます。
カタログギフトは、日本各地の名産品が載っているカタログから『好きな商品を1点』もらえます。3年以上保有すると、商品の内容がレベルアップします!
株主カード(半年が期限)はオリックスレンタカーやオリックス・バファローズの観戦チケットを購入する際などに提示することで割引してもらえます。
株主優待の内容は公式サイトで見られますので、興味がある人はぜひ見てください!
ヤマダ電機(9831)
100株保有で『500円の割引チケットが3月末は2枚、9月末は4枚』もらえます。
税込み合計金額1,000円ごとに、1枚(500円)の優待券が利用可能です。
ヤマダ電機は電気製品だけでなく、日用品も売っていますので使い道に困ることはないでしょう。
現在の株価は500円前後で推移しているため、100株でも5万円ほどという小型株です。
配当・優待利回りも高いためオススメです!
ヤマダ電機HP:https://www.yamada-denki.jp/ir/yuutai.html
日本モーゲージサービス(7192)
住宅金融・住宅瑕疵保険などを提供している日本モーゲージサービスも株主優待が人気の銘柄です。
100株300株保有で、『QUOカード(3,000円相当)』が株主優待としてもらえます。
また、1年・3年の継続保有で『カタログギフト』がもらえます!
QUOカードは現金と同じように使えますが、『なぜ株主優待としてQUOカードをプレゼントするか』ということには理由があります。
それは、『配当金で同じ3,000円を貰うと税金が引かれてしまいますが、QUOカードで3,000円を貰うと税金が引かれない』からです!
つまり、税金による目減りがなくなるんです!
配当金と同じように好きなものに使えるというメリットは残しつつも、税金による目減りがないため、QUOカードは株主優待では人気の商品です。覚えておきましょう!
参考URL:https://shikiho.jp/stocks/7192/benefit
イオンモール(8905)
100株保有で、『3,000円分のイオンギフトカード』『3,000円相当のカタログギフト』『3,000円のカーボンオフセットサービスの購入』のいずれかを選択できます。
無難なのは『イオンギフトカード』です。日本全国で展開するイオンモールをはじめ、イオングループ各店で利用可能ですので、普通の買い物に使えます。
イオン(8267)も株主優待がありますが、優待の内容が『3・4・5・7%のキャッシュバック』なので、イオンのヘビーユーザーでなければ恩恵が少ないです。
ですので、こちらのイオンモールのほうがお手軽なのでオススメしました。
魅力的な株主優待投資をはじめてみよう
ご紹介した株主優待はオススメの中でもほんの一握りです。株主優待についてネットや証券アプリなどで調べてみると、自分に合った株主優待が見つかるはずです。
しかし、株主優待はあくまで株式投資の『援護射撃』という認識を持っておいて欲しいと思います。
株式投資の醍醐味は『安く買って・高く売る』です。
『株主優待が欲しいあまりに高値で買ってしまって失敗してしまった』というケースもありますので、買う銘柄や買うタイミングには気を付けましょう。
長期保有することで不労所得にもなるのが株主優待ですので、一種のマネーハックだと認識しています。
株主優待は日本企業の大きな特徴であり、誇れる部分だと思っています。
是非とも株主優待を有効活用して投資ライフを過ごしてみてはいかがでしょうか!
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